木蝋資料館 上芳我邸 内子の町並み
木蝋生産が隆盛を極めた明治中期に建てられた、工場店舗を兼ねた住宅らしい
母屋は総二階建て
下のほうは剥げているが、木部はベンガラ塗り
土間 大黒柱や梁などとても太い材が目に付く
全体的にベンガラが塗られていて赤い、
長押に栂が使われている以外、全部松が使われているらしい
腕木が室内にのびて天秤になっている
床の間のしつらえ
一階はすべて踏み天井、二階の床板が一階の天井板になっている
外観はかなり建物の立ちが高いが、中に入るとまあまあ天井が低く圧迫感がある
精緻な組子欄間
立派な作り付け仏壇があった
二階への階段
二階は座敷を作りかけたが当主が急死して中断そのままになっている。
鼻栓で吊られた吊束
太い梁から吊る場合は、送り蟻になっていた
二階の雨戸
漆喰が塗られた土戸になっていた
整然とした和小屋の梁組み
垂木 そぎ継ぎになっている
台所
離れ座敷
欅の持ち送りが並ぶ
中庭を囲むように建物がある
洒落た格子
トイレ 持ち手のような部分は着物の裾を引っかけるためのものらしい
立派な社
広大な裏庭は蠟を天日にさらすためのスペースだったらしい
櫨の木
櫨の実を絞る装置、
ロープでつるされた木で両側から楔を打ち込んで圧をかける
昔の精蝋設備と住宅がまとめて残るのは、この上芳我家ぐらいしかないらしい
江戸末期から明治大正の街並みが残る
本芳我家
鏝絵がすごい
欅造りの門