愛媛県西予市 土居家住宅
四国最大のかやぶき民家で、
惣川というとても山深い集落にあります
薄暗い土間、梁などとても太い
酒造業をしていたときの大釜
大黒柱 畳や建具と比較すると大きさがよくわかる
土間付近の部材は手斧はつり
本座敷 見事な欄間が目を引く
書院の欄間にはヒョウタンの彫刻があった
襖絵もなかなか趣がある
座敷部分は畳敷きの内縁の外に濡縁がつく
濡縁 たぶんケヤキでできている
框をギザギザに加工して縁板がずれない様になっているのか?
他では見たことがない加工、わかる方がいたらコメントで教えてください
框の継手 両端が略鎌のようになったものをはめ込んで、繋いでいる
こちらは、片目違いの鎌継ぎ
こっちは両目違いで栓で締める鎌継ぎ、
色々な継ぎ手があって面白い
庭園をはさんで離れがある、
この建物は宿泊もできるらしい
なかなか凝った作り
組子の模様もおもしろい
土台の隅 蟻型の三枚組、
前日に使用した公衆トイレでもこうなっていて、この地方ではポピュラーな納め方らしい
とても開放的な作りで、風通しがいい
夏場ここに座って景色を眺めたら、気持ちがいいだろうと思う。
見学は無料で、隣の建物で食事もできます。
山深いところなので訪れる際はナビだけに頼らず事前にルートを確認したほうがいいです。
私は前泊した河辺ふるさとの宿という所からナビに従っていくと
途中ガタガタの砂利道を通ったりしてなんとかたどり着きました。
もう少しましな道があったはず