臥龍山荘 数寄屋造りの名建築
臥龍山荘といえば、
言わずと知れた数寄屋造りの名建築ですね
落ち着いたたたずまいの玄関
透かし彫りからさす光のゆらぎが美しい
磨き丸太の長押の出留めには寸分の狂いもない
音声ガイドによると、
有名な大工がこれを見て、これ以上見るものはないと引き上げたらしい
作り手だからこそわかる凄さがあります。
内縁から化粧垂木が外に繋がっているように見えて、繋がっていない
磨き丸太の垂木に丸竹を編んでヒシャギ竹を敷いてある
濡れ縁の隅、木口を隠す細工がしてある
銅の飾り釘がいいアクセントになっている。
華奢な建物に見えるが縁の下を覗くと、
太い栗の土台や大引きでしっかり固められている
上から見るとすっきりした濡れ縁も、
蟻桟と目鎹を交互につかって歪みが出ないようになっている
シャコ貝?
小さい屋根がついた釣瓶
庭のあちこちにある石臼は灘の酒蔵で使われていた物らしい
崖に張り出した作りになっている
川の水面に反射した月光が天井に映るらしい
いくらでも見ていられる、見どころだらけの建物です
文庫 船板が貼ってある上部はヒシャギ竹