森の水

民家好きの気まぐれブログ

鳴門「福永家住宅」訪問記  前編

 

 

 

 

 

 


2019年6月30日に重要文化財「福永家住宅」一般公開に行きました。

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10人くらいのグループでガイドの方の解説を聞きながら、40分ほどで屋敷を見学しました。

塩田経営をしていた家で 江戸時代の製塩施設が残るのはここだけのようf:id:ymorimizu:20190705170441j:plain

まず見たのは、外観かやぶき屋根だけの鹹水溜(かんすいだめ)

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地下がプールみたいになっていて、塩田で作った濃い塩水を貯めて、

その上に竹すのこを敷いて、作業者の休憩スペースになっています。

 

 

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外観の写真はありませんが、釜屋という建物

真ん中に写っているのが、煮詰めて塩をつくる石窯

大きな石窯を支えるために縄と丸太で支えられていて、すごい光景です。

 

しかも石窯の排熱を利用した鉄鍋で、かん水を温めてから、石窯に移して煮詰めるシステムでエネルギーのロスを減らしているそうです。

 

見どころが多いので、母屋などは後編に続きます。

 

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釜屋内部の石積み

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隅はアールになっています

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塩納屋

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薪小屋

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元玄関 船で行き来していたとか