森の水

民家好きの気まぐれブログ

徳島

土蔵 蔵の形 2

今回は、徳島県の平野部の気になった蔵の形を見ていきます この地域のごく一般的な蔵 壁は白漆喰、屋根は本瓦葺き、窓には雨除けの漆喰の庇と銅板の外扉がつく この蔵は鎧貼の腰板がつく 水害に備えて高い石済みの上に立つ蔵、外壁はトタンでおおわれている …

徳島 藤田家住宅  阿波藍 展示・即売会

国指定登録文化財 藤田家住宅で行われた、阿波藍 展示・即売会に行きました。 登録文化財の民家は興味をそそられるものが多々あるものの、 住人の方の生活空間であって見学できないものが多いので、 このようなイベントは大変有難いものです 昭和の初めごろ…

貞光「織本屋」訪問記

外からの写真が無いのですが この前紹介した旧永井家庄屋屋敷の近くにある、元酒屋さんです 欅の大黒柱と太い梁で二階を支えて、広々大空間 囲炉裏があった 奥に長い 薄い青石の板で井戸枠が作ってある いしお 床柱の下がなく違い棚もないのでとてもすっきり…

貞光「旧永井家庄屋屋敷」訪問記 後編

今回は気になった所を細かく見ていきます。 母屋の濡れ縁の床板なんですが、和釘で止められています 蟻桟の加工のようなものがみえます 縁側のつくりは見所です 床下換気口 縁側を支える束の長さをみると、右に行くほど長くなっています。 整地とかせずに礎…

貞光「旧永井家庄屋屋敷」訪問記 中編

納屋みたいな藍寝床と座敷をくっつけた建物 広くて長い軒下スペース 二階は資料館のようになっています 束がとれそうで怖い がっしりした登り梁り 作りかけの床の間 入母屋の構造が凄い 垂木 隅木が桔木のようになっています 二重うだつ 立派な薬箪笥があり…

貞光「旧永井家庄屋屋敷」訪問記 前編

こんな感じの、いかにも江戸時代の庄屋のお屋敷です 貞光の街に家が6軒しかなかった時からあったそうで、水戸黄門のロケにも使われたらしい 表門 屋根にむくりがついていて、上品に見せている 片引き戸になっている 多分 江戸時代の瓦をあえて使っている 玄…

鳴門「福永家住宅」訪問記  後編

塩業者の住宅というと、岡山の「野崎家」、広島 竹原の「森川邸」などが有名で、 規模もはるかに大きいけど、住居部分と生産施設が切り離されていて 住居部分と蔵しか残っていません。 しかし福永家住宅は「住居」兼「生産施設」どちらも江戸時代をおもわせ…

鳴門「福永家住宅」訪問記  前編

2019年6月30日に重要文化財「福永家住宅」一般公開に行きました。 10人くらいのグループでガイドの方の解説を聞きながら、40分ほどで屋敷を見学しました。 塩田経営をしていた家で 江戸時代の製塩施設が残るのはここだけのよう まず見たのは、外観かやぶき屋…