徳島 奥村家住宅 藍の館 藍生産について学べる、豪壮な藍屋敷
母屋 文化五年の建築でそこそこ古いが、
二階にも座敷がつくられ新しい要素が取り入れられている。
徳島城の古材を用いたという 表門
東側の藍寝床
内部には藍を育て、スクモ作り、出荷の工程が
ジオラマで細かく説明されていて、これさえ見れば大体わかる。
南側 西側にも藍寝床がある。
農具の展示、木工品の販売がされていた
青石の石積がいい
母屋 玄関
大黒柱 上がり框はケヤキ 栂の柱が多い
徳島の民家の特徴として、基本的に部屋境には一間毎に柱を立てている
他の地域では18世紀に遡る古い要素と見なされることもあるが
なぜかここでは、柱を抜こうという発想があまり無いらしい
濡れ縁と内縁がある
縁側の天井
母屋の二階 買い付けに来た商人の休憩スペースだったらしい
天井は低いが、窓が大きく圧迫感が少ない
明治初めに建てられた離れ座敷
傾きが気になる
母屋と離れの間には池があったりと、凝った演出になっている
母屋の柱と敷居のおさまり 面がひろってある
庇に七宝柄の彫刻があった
この部分を裏側から見たのが下の写真
見えている部分が化粧だということが良くわかる
この部屋は女中部屋だったらしく、天井がない
岡御殿 こけら葺き 扇垂木 優美な御殿建築
材木商 廻船商 酒造業などを生業とし、
藩主がこの地域を訪れた際の宿舎にあてられたたてものらしい
格式高い御殿建築が残るが、住人の生活空間は大半が失われ敷地もだいぶ小さくなっているらしい。
杮葺きの優美な屋根が目に付く
外側から 濡れ縁 内縁 次の間があり、その内側に藩主の座敷がある
軒反り 木連格子に懸魚がバランスよく美しい
扇垂木になっている
裏庭から見るとこんな感じ
床の間
書院
花組子欄間 が全体的についている
長押の入隅 ほぞ差しにして栓でしっかり止められてい江戸時代の建築らしい
庭には特産品の備長炭の原料になるウバメ樫が植えられていた
細部の彫刻など凝っている
高知県東部はどこから行くにも時間がかかって、あまり訪れることがない地域だと思いますが、
和風建築が好きな人に見てほしい建物です。
ここからは道中、立ち寄った吉良川の街並み
木炭の集積地として栄えたらしい
水切り瓦が沢山ついた土蔵
今水切り瓦をつけてもらうと大体一枚当たり一万円ぐらいかかるらしい
丸い石を並べた塀
水切り瓦の隅が刺さりそうなほどとがっている
とても装飾的な町屋
香川 松賀屋 塩田王の大邸宅
明治時代に建てられた四国一の塩田王の邸宅
月に数回公開日があり、下記のサイトで確認できる
おそらく店の間
少し入り込んだところに玄関がある
道に面して店舗棟が建ち、敷地内の庭園に面して母屋を立てる理想的なつくりをしている 香川ではそれなりにみられる配置
母屋 二階は扇垂木
敷地には多くの蔵が立ち並ぶ
今は海からだいぶ離れているが、昔は船で直接荷揚げされていたらしい
母屋一階の座敷
桐の天井板
欄間の彫刻、障子の腰板も桐でできていて
桐にこだわった座敷らしい
庭に面した縁側、隅に柱を立てず開放感がある
空気抜きの彫り
左奥に御成門が見える
厠や風呂 使用人の住まいなどが母屋の裏に立ち並んでいる。
こういったものがあまり残っていないので貴重だと思う
母屋の大屋根、むくりがすごい
南天の小枝を並べた天井
ガラス棒が並べられている
謎の八角窓
電話室
おそらく当主の居室
当時の調度品
構図がすばらしい 扇の欄間
松竹梅それぞれの欄間がある
琴柱の珍くぐり 床板は欅 見たごとがない床のつくり
屋敷のあちこちにあるこの穴、 伝声管らしい
昔のコンセント
蔵がどこまでも続き当時の繁栄がしのばれる