岡御殿 こけら葺き 扇垂木 優美な御殿建築
材木商 廻船商 酒造業などを生業とし、
藩主がこの地域を訪れた際の宿舎にあてられたたてものらしい
格式高い御殿建築が残るが、住人の生活空間は大半が失われ敷地もだいぶ小さくなっているらしい。
杮葺きの優美な屋根が目に付く
外側から 濡れ縁 内縁 次の間があり、その内側に藩主の座敷がある
軒反り 木連格子に懸魚がバランスよく美しい
扇垂木になっている
裏庭から見るとこんな感じ
床の間
書院
花組子欄間 が全体的についている
長押の入隅 ほぞ差しにして栓でしっかり止められてい江戸時代の建築らしい
庭には特産品の備長炭の原料になるウバメ樫が植えられていた
細部の彫刻など凝っている
高知県東部はどこから行くにも時間がかかって、あまり訪れることがない地域だと思いますが、
和風建築が好きな人に見てほしい建物です。
ここからは道中、立ち寄った吉良川の街並み
木炭の集積地として栄えたらしい
水切り瓦が沢山ついた土蔵
今水切り瓦をつけてもらうと大体一枚当たり一万円ぐらいかかるらしい
丸い石を並べた塀
水切り瓦の隅が刺さりそうなほどとがっている
とても装飾的な町屋