旧来住家住宅
離れてみると、大きな入母屋の屋根と三つの虫籠窓が特徴的
玄関周りは太い木材が使われていて、分かりやすい威厳がある
台所の吹き抜け、無駄のない梁組みですっきりまとめている
土間境の部屋は田舎風に差鴨居が回してある
隣の部屋には立派な作り付け仏壇があった。
壁の色がなんとも落ち着いていていい
床の間のしつらえ
日差しの入り具合など、ちょうどいい軒の高さ出具合に思える
縁側の床板のつなぎ目、フィンガージョイントのよう
庭にある門 かなり立派で七福神の瓦がのっている
垂木が二段になっている、総欅づくりらしい
すごい玉杢の扉
樹木など出来た時とは変わっているのだろうが、なかなか作りこまれた庭
離れとはだいぶ複雑につながっている
客人用の浴室
なかなか凝ったタイル
浴室は折上格天井で縦格子のところが換気口になっている
鳥取の石谷家住宅や同じ西脇市のコヤノ美術館でも同じような手法が使われている
脱衣所かな
市川周道作の欄間
月にかかる雲、木目を雲に見立てている
羽の細部などとても細かい彫がなされている
黒檀 紫檀など唐木を多用した床の間
離れの床板のつなぎ目はこうなっていた
二階の外壁など、近くで見るとザラザラした質感の漆喰が塗られていて、
京風で落ち着いた印象になっている。
短い時間では見切れないほど見どころのある家で、無料で入れるので
とてもおすすめです。